坐骨神経痛の改善報告

患者様の年代

40代

患者様の性別

男性

ご職業・生活スタイル

デスクワーク

症状の発生時期・きっかけ

年度末の繁忙期などで、1日8時間以上座り続ける状況が続いた頃から、坐骨神経痛の症状が出やすくなりました。昼休憩を短縮してパソコン作業を継続したり、集中して書類作成を行う中で前傾姿勢が長時間続くと、臀部から太ももの裏にかけてしびれや痛みが出現していました。また、休日に久しぶりにお子様を抱っこし続けたり、重い荷物を持って移動した直後に、痛みが強まることもあったようです。初期には「座っていると脚が重い」「立ち上がるとピリッと痛む」といった訴えがみられ、放置することで歩行時の痛みや、長時間の座位保持が困難な状態につながっていました。

日常で何ができなくて困っていたか?

朝の通勤時に長時間座って電車に乗ると、臀部から脚にかけて痛みが強くなり、途中で立ち続けなければならないことがありました。また、ご自宅で床に落ちた物を拾おうとして前かがみになると鋭い痛みが走り、家事動作が遅くなることもあったようです。さらに、お子様を抱き上げる動作で痛みが出現し、育児への支障も感じていました。長時間の座位が必要な会議に集中できない、仕事後の買い物で歩行がつらいなど、日常生活や社会生活への影響も大きい状態でした。

どのような施術を行ったか?

まず、痛みの要因となる筋緊張の状態を確認し、特に臀部の梨状筋や大腿後面の緊張緩和を目的とした施術を行いました。具体的には、トリガーポイントに対する圧迫や筋膜ストレッチを用いて、神経周囲への負担の軽減を図りました。また、腰椎から骨盤周囲の関節可動域を確認し、動きの制限がみられる場合には、可動性を引き出すための調整を行い、動作時の負担を和らげました。さらに、痛みが落ち着き始めた段階では、臀筋群や体幹筋を中心とした軽度な運動を取り入れ、身体を支える力を高めることを目的としました。併せて、長時間の座位姿勢を避けるための環境づくりや、クッションの使用、正しい座位姿勢についてもお伝えし、再発予防につなげました。これらを段階的に進めることで、痛みの軽減と日常動作の安定が期待できます。

施術のポイント・解説

坐骨神経痛に対して筋緊張を和らげる施術を行う理由は、痛みの多くが神経そのものではなく、周囲の筋肉の過緊張や血流不良によって生じる場合が多いためです。特に梨状筋や大殿筋などの臀部深層筋が硬くなると、坐骨神経周囲のスペースが狭くなり、神経への刺激が生じやすくなります。そのため、手技による筋膜へのアプローチや圧迫刺激を行い、組織の柔軟性を高めることで、神経への負担の軽減を目指しました。また、腰椎や骨盤の動きが低下した状態では、特定の筋肉に負担が偏りやすくなります。関節の動きを整え、あわせて筋力を支える運動を取り入れることで、同じ部位に過度な負担がかかりにくい身体づくりを行い、長期的な症状の軽減につなげています。

通院頻度・期間の目安

通院頻度の目安としては、初期の約3週間は週3回、合計9回を基本とし、その後は状態の変化に応じて週1回へと調整していきます。全体の期間としては、約2〜3か月間の継続が一般的です。初期に間隔を詰めて施術を行うことで筋緊張の変化が安定しやすく、痛みが戻りにくい状態を目指します。その後は、姿勢指導や軽い運動を中心に、再発予防を目的としたケアへ移行していきます。

施術後の変化・現在の状態

初回の施術後にしびれがやや落ち着き、5回目頃にはしびれを感じにくくなりました。現在では、お子様を抱き上げる動作も行えるようになり、朝の通勤時に長時間電車で座ることも可能となっています。また、長時間座り続けても支障が出にくくなり、家事や育児にも不安なく取り組める状態を維持されています。

患者様からの喜びの声

施術を受け始めてから、長時間座っている際の臀部の痛みが徐々に和らぎ、特に立ち上がる際の鋭い痛みが軽減してきたと感じているとのことです。初めは週2回の通院が必要でしたが、数週間で状態が落ち着き、現在は週1回のメンテナンスで十分となっています。施術とあわせて姿勢や座り方のアドバイスを受けたことで、日常生活の中でも意識できる点が増え、仕事中も痛みを気にせず過ごせるようになったと、通院して良かったというお声をいただいています。

担当者からの結び・アドバイス

坐骨神経痛の状態が落ち着いてきた後も、再発を防ぐための取り組みを継続することが大切です。特に長時間座るお仕事をされている場合は、1時間に一度は立ち上がって軽く歩くなど、腰部や臀部への負担を分散させることが望ましいです。また、椅子の高さや座面の奥行きを調整し、骨盤が後方へ倒れにくい姿勢を意識することが、痛みの予防につながります。併せて、お尻や太もも裏のストレッチを継続することで筋緊張を抑えやすくなります。疲労を感じた日は、少し時間を取って身体を伸ばす習慣を取り入れてみてください。さらに、通院時にお伝えした体幹トレーニングを続けることで、腰部の支持力が高まり、再発しにくい状態が期待できます。生活習慣とのバランスを見直しながら、症状が出にくい身体づくりを継続していきましょう。