悩みタイトル

顎関節症 について

顎関節症とは?

顎関節症とは、顎の関節や筋肉に関連する症状で、口を開ける際に痛みが生じたり、口が開かない、顎で音がするなどの症状が現れることがあります。顎関節症は、筋肉、関節靭帯、関節円板、骨の異常によって起こり、そのタイプに応じて施術法が異なります。

顎関節症の根本原因は?

顎関節症の根本原因については顎の骨や筋肉の異常が直接的な原因とされていますが、整体の視点ではさらに深い原因が考えられています。整体的には、顎関節症を引き起こす根本原因は呼吸器(肺)への負担であるとされています。この理論によると、以下のような流れで顎関節症が発生すると考えられています。

・呼吸器と関連する胸椎3、4番目の椎骨が硬くなる。
・神経を介して呼吸器の働きが低下する。
・肺の動きが鈍くなり、肋骨が硬くなって下がる。
・肋骨をぶら下げている鎖骨も引っ張られて下がる。
・鎖骨に付着する胸鎖乳突筋が引っ張られて硬くなる。
・顎関節周囲の筋も引っ張られて硬くなる。

これらの要因により、顎関節周囲の筋肉に負担がかかり、顎関節症の症状が現れるとされています。ただし、これは一つの見解であり、顎関節症の原因は個人差があり、他の要因も関与している可能性があります。

こんなお悩みはありませんか?

顎関節症イメージ

顎関節症の主な症状には以下のようなものがあります。

開口時痛
口を開けるときに痛みが生じること。

開口障害
口が十分に開かない、または開けにくい状態。

関節雑音
顎を動かすときに「カクカク」「ポキポキ」といった音がすること。

これらの症状は、顎の関節を構成する骨、筋肉、関節円板、靭帯などの異常によって生じます。顎関節症は、筋肉の使いすぎや関節靭帯の異常、関節円板の位置ずれ、骨の変形などによって分類され、それぞれのタイプに応じた施術が行われます。

また、顎関節症は顎や顎の動きに異常が生じるだけでなく、普段生活の中で感じる、頭痛や肩こりなどの全身に及ぶ症状が現れることもあります。個人差はありますが、首、背中、腰の痛み、耳の痛み、耳鳴りなど、様々な症状が伴うことがあります。

顎関節症に対する当院の考え

知っておくべきこと

顎関節症の施術法は、原因や症状の程度によって異なります。症状がある場合は、歯科や口腔外科を受診し、専門医の診断を受けることが大切です。また、整骨院や整体での施術は、顎関節症の原因と考えられる悪い姿勢の根本的な骨格矯正や、顎から首、肩にかけての筋緊張を和らげる施術を行うことができ、様々な方のお悩みを解決してきました。

顎関節症の施術には個人差があり、一人ひとりに合った施術計画が必要です。自己判断せず、適切な診断と施術を受けることが、症状の軽減につながります。もし顎関節症を疑う症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。

顎関節症はなぜ起こるのか?

顎関節症イメージ4

顎関節症の原因は多岐にわたりますが、主に以下のような要因が挙げられます。

・歯ぎしり、食いしばり
不自然に強い力を加えることで、歯や顎関節にダメージが蓄積します。特に睡眠中の歯ぎしりは、無意識のうちに強い力がかかり、顎関節へのダメージが大きくなります。

・偏咀嚼(片方でばかり噛む習慣)
片側の咀嚼筋が緊張し、顎のバランスが崩れる可能性があります。

・横向き寝、頬づえ
日常的に同じ方向から押されることで、顎のバランスが崩れると考えられています。

・ストレス
慢性的なストレスは、歯ぎしりの頻度を高め、顎関節を動かす咀嚼筋がダメージを受けやすくなります。

当院ではこれらの原因による顎回りの筋肉、骨格に対しては、施術できるものもあると考えています。

顎関節症を放っておくとどうなるのか?

顎関節症イメージ

顎関節症を放置すると、症状が自然に軽減することもありますが、多くの場合は悪化するリスクがあります。初期症状のうち約3分の1の人は放置しても症状が消失することがあると言われていますが、約2/3の人は症状が残ります。

放置した場合のリスクには以下のようなものがあります。

・症状の悪化
顎の痛みや異音、開口障害などの症状が進行し、日常生活に支障をきたす可能性があります。

・全身への影響
顎関節症は顎だけでなく、頭痛、耳痛、肩こり、腰痛、手足のしびれ、めまい、抑うつなど全身に症状を及ぼすことがあります。

・顎の機能障害
重度になると顎の機能が崩壊し、強い痛みが出たり、口が開かなくなったり、顎が外れるといったことが起こる可能性があります。

顎関節症の症状が現れたら、自然治癒を期待せずに早めに医療機関を受診することが重要です。適切な診断と施術を受けることで、症状の軽減や悪化の防止につながります。

顎関節症に効果的な当院の施術メニューは?

顎関節症イメージ

当院の効果が期待できる施術メニューは、全身の骨格矯正と頭蓋骨矯正です。

【骨格矯正】
全身の骨格矯正では、顎の筋肉を緊張させている根本的な肩回りや胸部周りの筋肉の緊張を和らげることができます。筋肉は骨につくため、骨格が正しい位置に戻ると筋肉にも緩みが出てくるため、効果が期待できる施術メニューです。

【頭蓋骨矯正】
頭蓋骨矯正では、首の筋肉である胸鎖乳突筋、後頭下筋群、斜角筋、咬筋などにアプローチし、顔の骨格の歪みも矯正します。そのため、寝ているときに歯ぎしりがある方や、日々の仕事で疲労が溜まり筋緊張が強い方、また、ストレスを感じやすい方にお勧めです。

その施術を受けるとどう楽になるの?

顎関節症イメージ

骨格矯正は、身体の歪みを整える施術であり、主な目的は、筋肉をほぐし、矯正を行うことで身体のバランスを整えることです。

骨格矯正を受けることのメリットには、以下のようなものがあります。

・正しい姿勢になる
猫背などの悪い姿勢によって固まった筋肉をほぐし、骨格の位置を整えることで、正しい姿勢が保てるようになります。

・肩こりや腰痛の軽減
姿勢が良くなることで、肩や腰まわりの緊張がほぐれ、これらの症状の軽減が期待できます。

・疲労感が緩和される
関節や筋肉への負担が軽減されるため、疲労感も軽減されます。

・便秘や冷え性、むくみが改善
内臓の位置が本来の位置に戻り、これらの症状の軽減が期待できます。

顎関節症を軽減するために必要な施術頻度は?

紹介イメージ

軽減するために必要な施術頻度は、辛さがあるうちは毎日でも施術を行うと軽減が早くなることが期待できます。

日常生活動作は避けられないものですので、その負担をかけすぎてしまうと、なかなか休養が取れず、筋緊張が強くなってしまうことがあります。そのため、初めのうちは痛みが取れるまでは毎日施術を行い、痛みが落ち着いてきたら、徐々に来院頻度を減らしていけることが理想的です。