変形性膝関節症
膝が痛む
→動き出しや歩行時に膝に痛みが出て歩くのが困難になります。
O脚になった
→膝同士、両足の間隔が広がり、閉じにくくなります。
階段を使うのが億劫になった
→階段の上り下りに膝が痛むため、エスカレーターやエレベーターを使う頻度が多くなります。
膝に水が溜まっていると病院で言われた
→膝が変形して関節への負担が大きくなると炎症を起こし、膝に水が溜まることがあります。
正座ができなくなった
→正座は膝への負担がとても大きい姿勢になります。特に膝に炎症を起こしている方は痛みが強く出てしまうので、極力正座は避けましょう。
変形性膝関節症に対する当院の考え
変形性膝関節症は、膝の軟骨が加齢や筋力低下とともに減少し、膝に炎症を引き起こす状態を指します。そうなってしまう背景には、日常の膝への負担や運動不足が考えられます。10代20代に比べて体重が増加したり、運動量が減少した結果、筋力が低下するため膝の痛みが生じることがあります。
予防のためには、体重の増加を感じる方は減量をし、運動不足を感じる方は簡単な運動から始めてみることをおすすめします。
膝への負担を軽減するための生活習慣の見直しは、健康的な生活を維持する上で大切です。
変形性膝関節症を放っておくとどうなるのか
初期の段階では、関節の軟骨が少しずつすり減ってきます。進行すると軟骨がさらに減少し、関節の縁に「骨棘」と呼ばれるものが現れます。
軟骨の減少とともに関節内の破片が滑膜を刺激し、痛みが強くなります。最終的には軟骨が完全になくなり、骨同士が直接ぶつかるようになってしまうため、滑膜が肥厚し強い痛みで思うように歩けなくなってししまうでしょう。
このような状態になると手術の必要性が高まります。しかし、手術は避けたいと考える方も多いでしょう。そういった状態に至る前に、日常生活の中での予防策を考慮することが大切です。
変形性膝関節症の軽減方法
変形性膝関節症の症状を軽減するための対策について、いくつかのポイントをご紹介します。
まず、膝の健康を維持するためには太もも周辺の筋肉の強化が重要です。特に、太ももの前側に位置する「大腿四頭筋」という筋肉は膝の安定に大きく寄与します。またプラスαで「内転筋」も鍛えましょう。変形性膝関節症は膝が外側に広がりO脚になりやすいため、脚を閉じるための筋肉を鍛える必要があります。
また、体重増加は膝に負担をかける大きな要因になるので、太ってしまったというご自覚のある方はすぐに減量を始めることをお勧めします。
日常生活の中での姿勢や動作にも気を配ることが必要です。特に、正座や深くしゃがむような膝を大きく曲げる動作は膝に負担をかける可能性が高まります。これらの動作はできる限り避けるように意識しましょう。
変形性膝関節症の軽減が期待できる施術メニューは?
変形性膝関節症の軽減が期待できる当院の施術メニューをご紹介します。
【指圧】
まず、指圧を用いることで筋肉の緊張をほぐし痛みを和らげることが期待できます。指圧により筋肉の硬さが和らぎ、日常生活の中での不快感や痛みが軽減されることが多いです。
【鍼】
次に、鍼を取り入れることで炎症が起こっている部分の修復を早めてくれます。鍼の施術で痛めてしまってる筋肉の修復が早まり、軽減も早まることが期待できます。
【矯正】
また、矯正を行うことで骨格のバランスを整えることが可能です。骨格が正しい位置に調整されることで筋肉や関節にかかる負担を軽減することができます。矯正の施術を受けることで日常生活の中での動きがスムーズになり、不快な感じや痛みの軽減が期待されます。
これらの施術方法を組み合わせて行うことで、変形性膝関節症による不調の軽減が期待されます。
その施術を受けるとどう楽になるのか
指圧は、硬くなった筋肉の部分に対して行われます。指圧の施術により筋肉の緊張がほぐれ、痛みが軽減されます。筋肉の硬さを和らげることで、日常生活の中での不快感や痛みが和らぐことが多いです。
鍼の施術は、炎症が起きている時に行われることが多いです。この施術によって炎症部分の修復が促進されます。これにより、痛めてしまった筋肉の回復が早まり、日常生活の中での動きの軽減が見込まれます。
矯正の施術により、骨格の歪みを調整することができます。骨格が正しい位置に調整されることで筋肉や関節の負担が軽減されます。身体のバランスが整うことで筋肉の緊張が和らぎ、快適な日常生活を送ることが期待されます。
変形性膝関節症を軽減するために必要な施術頻度は?
軽減するために必要な施術の頻度は、辛さがある間は毎日施術を行うことで早い軽減が期待できます。
日常動作や活動によって身体への負担が増すことも少なくありません。このような状態が続くと、筋緊張が高まり、症状が悪化する可能性がございます。したがって、初めの段階では痛みが和らぐまで毎日の施術を続け、痛みが落ち着いたら来院の頻度を徐々に減らしていくのが理想的です。